四季・暦

七十二候

第二十七候 梅子黄 (うめのみきばむ) | 七十二候

七十二候「梅子黄(うめのみきばむ)」は、青々とした梅の実が黄色く色づき始める頃を表します。梅雨の湿り気の中で熟す梅は、初夏を象徴する果実として暮らしに深く結びついてきました。 梅子黄とはどんな季節か 「梅子黄」は二十四節気「芒種」の末候にあ...
七十二候

第二十八候 乃東枯 (なつかれくさかるる) | 七十二候

七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、夏枯草(ウツボグサ)が枯れ始める頃を表します。初夏の生命力あふれる季節に、ひとつの草が静かに役目を終える自然のリズムです。 乃東枯とはどんな季節か 「乃東枯」は二十四節気「夏至」の初候にあたり、例...
七十二候

第二十九候 菖蒲華 (あやめはなさく) | 七十二候

七十二候「菖蒲華(あやめはなさく)」は、あやめの花が咲き始める頃を表します。梅雨の湿り気を帯びた風景の中に鮮やかな花が彩りを添え、初夏の訪れを告げてくれます。 菖蒲華とはどんな季節か 「菖蒲華」は二十四節気「夏至」の次候にあたり、例年6月下...
七十二候

第三十候 半夏生 (はんげしょうず) | 七十二候

七十二候「半夏生(はんげしょうず)」は、カラスビシャクという薬草が生え始める頃を表します。梅雨の後半にあたり、農作業の大きな区切りとして古くから重要視されてきました。 半夏生とはどんな季節か 「半夏生」は二十四節気「夏至」の末候にあたり、例...
七十二候

第三十五候 土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし) | 七十二候

七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」は、雨を含んだ大地が湿り、蒸し暑さが増す頃を表します。夏の盛りを象徴する候で、体感としても一年で最も厳しい暑さを迎えます。 土潤溽暑とはどんな季節か 「土潤溽暑」は二十四節気「大暑」の次候にあ...
七十二候

第三十六候 大雨時行 (たいうときどきふる) | 七十二候

七十二候「大雨時行(たいうときどきふる)」は、夏の盛りに激しい夕立やにわか雨が降る頃を表します。入道雲から突然降り注ぐ雨は、大地を潤し、夏から秋への移ろいを告げます。 大雨時行とはどんな季節か 「大雨時行」は二十四節気「大暑」の末候にあたり...
七十二候

第三十七候 涼風至 (すずかぜいたる) | 七十二候

七十二候「涼風至(すずかぜいたる)」は、夏の熱気が和らぎ、心地よい涼風が吹き始める頃を表します。厳しい暑さの中に秋の兆しを感じる、季節の変わり目の候です。 涼風至とはどんな季節か 「涼風至」は二十四節気「立秋」の初候にあたり、例年8月上旬に...
七十二候

第三十八候 寒蝉鳴 (ひぐらしなく) | 七十二候

七十二候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」は、夏の終わりにひぐらしが鳴き始める頃を表します。物悲しくも澄んだ声が響き、季節の移ろいと涼しさを告げる合図となります。 寒蝉鳴とはどんな季節か 「寒蝉鳴」は二十四節気「処暑」の初候にあたり、8月下旬頃を示...
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第三十九候 蒙霧升降 (ふかききりまとう) | 七十二候

七十二候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」は、朝晩に深い霧が立ち込める頃を表します。視界を包み込む霧は、秋の到来と静けさを告げる幻想的な風景を生み出します。 蒙霧升降とはどんな季節か 「蒙霧升降」は二十四節気「処暑」の初候にあたり、8月下旬頃...
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第四十候 綿柎開 (わたのはなしべひらく) | 七十二候

七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」は、綿の実を包む萼(がく)が開き、白い繊維が顔を出す頃を表します。晩夏から初秋にかけて、自然が秋支度を始める合図のひとつです。 綿柎開とはどんな季節か 「綿柎開」は二十四節気「処暑」の次候にあたり、...